本を読むことにしたので備忘録的に今週読んだ本を書き留めています。
今週読んだ本はこの6冊。
「この世のすべては波動でわかる」
「夫の〇〇が入らない」←かけない
「100倍クリックされる超WEBライティング」
「椿姫」
「金持ち父さん貧乏父さん」
「銀河鉄道の父」
今回読んだ中で予想外の良さだったのがこちら。
まんが家さんの力量がかなりあるのだと思う。
女性の漫画家さんなのだけど「神田川」を地でいくような…。
大学で出会った先輩と後輩がカップルになって、実は…という話。
リアルな描写なのだけど、男性が描いたとき特有の猥雑さがない。
そのために、センチメンタルな感じが前面にでる。
次巻が期待できるマンガ。
「この世はすべて波動である」は、この中では、一番読むのに苦労した。
物理学の用語がたくさん出てくるので、まずそれに慣れるのに一苦労。
内容は、存在は振動である→一部は全体をかねる これは世界全体に及ぶ
すなわち、1つの存在のかすかな動きは他に影響を与え、全体としてはオーケストラにように調和がとれるようになっている
人間も、宇宙も同じ調和に帰結する。
というような、ことであろうか。
音楽の話があり、私がならっているヴォイスヒーリングにも
かなり関係する話であった。
つまり、音の振動が、宇宙全体の調和に最終的に帰結するのであれば
私が日ごろ、そう思ってチャレンジしているものは、夢とか幻想ではなく
物理学からいって、普通にあり得るというか、ごく自然だという話になる訳で。
非常に興味深い本だった。
それはそうと、私にとって鬼門である、物理(+数学)に再度チャレンジしてみようか?
避けていたけど、とても美しい世界だときくし、そろそろやってみようかな…?
という気になり図書館に色々と本を予約してしまった。
「銀河鉄道の父」
前回の直木賞。
お父さんからみた賢治の親子のストーリー。
1人だけしか作家の本を読むなと言われたら、断然私は「宮沢賢治」を選ぶ、
(詩集は、20年間どこに引っ越しても、荷物を減らしてもずっと持ち続けている)
しかし、お父さんがいなかったら宮沢賢治はたぶん誕生しなかったのだろうなと思う。
賢治の文学は、余裕の中で生まれたもので、生活に追われていたら
賢治自身もあきらめていただろう。
個人的には、妹のトシのことを知れたのがうれしかった。
詩集にめっちゃ出てくるんですよ、トシさん。
賢治は、列車の旅の中で亡くなった妹のトシさんと交信しようとするんですね。
それが、スケッチのような、とても美しい詩なんです。
賢治以上の秀才でとっても利発、文学的才能もあったトシさん。
今生まれていたら、きっと賢治と同じように文学の才能を発揮していただろうに…
と時代を悲しく思いました。
「椿姫」
これは、あらゆる時代、地域の文学を読んでみようと選んだ本。
椿姫といえば、ガラスの仮面の最初のエピソードしか思いうかばない…。
オペラでは、最後に死ぬときに恋人と会えるのだけど
小説では、会えないままに亡くなる、救いのない終わり。
しかし、そっちの方が自然でよい。
これはデュマ・フィスの自伝的な小説で、モデルもおり
デュマ・フィスのお墓は、その女性のお墓の隣なのだそうで。
まあ、そんな感じで主要な本についての、感想は以上。
また来週も本読み、頑張ろう。